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愛媛大学の花々を楽しませて頂いております。

長兄が戦死をしたため、30歳頃から、休日になると護国神社に参拝しています。その帰路松山大学を通り次に愛媛大学を通過しておりましたが、松山大学に比しゴミが散乱しておりなんとかならないかと思っていました。それでよく敬愛するT先生に「環境を標榜するなら学生がボランテイアで何とか出来ないものですかね。」と冗談半分でお話したこともありました。それがこの数年前から一変しました。見違えるようにきれいになりました。ガーデンで本を読んでいると、芝刈りをされている方がおられたのでお聞きすると職員のかたでした。また、ゴミ拾いをしている学生の方にお聞きするとボランテイアだとの答えでした。資金が潤沢であれば業者に依頼出来いくらでもきれいになります。今は厳しい時代でどこもそんな余裕はありません。後は、ボランテイアが勝負を分けます。でも、始めるのは大変だったのではないかと推測されます。けがをしたらどうするのだとか様々な不毛な出来ない理論であふれたのではないかと思われます。でも最後は最高責任者の決断になります。私は高知県の四万十川を良くバイクツーリングをしましたが、ゴミがほとんどない環境に大変驚かされました。また高知県山中のトイレを利用したときその清潔さに又驚かされました。その当時はまだ道路や施設にさえごみが散乱し、山中のトイレなど枯れ葉で詰まり、水さえ出ないのが当たり前の時代でした。本気で人に観光で来ていただくのはこういうことかと悟らされました。あの広い四万十をあのようにできるのに施設の面積程度など本気になればなんということはないと言うのがそれから私の正直な気持になりました。でも、やはりそれを支えているのはお聞きすると地域の方々のボランテイアでした。宇和島市のかどや清家会長が松山観光港に来られたことがあります。すると観光港の北高架通路の隅を見てごみがないかを見ておられました。ごみ拾いをすると施設の経営者の取り組み姿勢がよく見えてきます。私の地域を愛媛銀行本店の幹部の方々が率先して水曜日の朝早くからごみ拾いをされています。多分私のつたない経験から思うに地域があたかも自らの所有地であるかのように愛着を感じられてこられたのではないかと思います。また、地域の実態が良く見えてきますから、妻に言います、「恥ずかしいから家の前の掃除をしておかないといかんなあ。」と。

愛媛大学は今地域の大学として先端技術の発表とか愛南町、宇和島市などとの連携など目を見張るものがあります。まさに経営姿勢は細部に宿っていました。それと図書館を利用させていただいておりますが、世間で言われているのと裏腹に学生の方々は本当に良く勉強をされています。私は学生時代大学の図書館を利用したのは数えるほどしかありません。今その当時の授業料を取り戻させていただいているところです。花々は、その時、構内を散策したときのものです

先日久しぶりに図書館に寄り構内を散策させて頂きましたが、もう春のきざしが見えました。

愛媛大学四季の花々

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